2024.09.03 TUE
D'urbanをご存じですか。
ほんまちホテルに展示しているマネキンに書かれた『D'urban』の文字。
これは、既に経営破綻したレナウン(1902年創業 大阪)が展開していた日本のメンズブランドです。確かな技術をベースにトラディッショナル、クラッシックなメンズウェアブランドとして人気を博してきました。
D'urbanが誕生したのは僕の生まれ年である1970年。1990年代、僕も友人の結婚式用にDurbanスーツを新調したのを覚えています。
D'urbanは、アランドロンをイメージビジュアルに起用して話題を集め、一気に人気ブランドへと駆け上がりました。
ほんまちホテルが、かつて紳士服専門店ダン・アラカツであった時代に販売されていたがD'urban。そんため、改修工事で発掘したお宝には、D'urbanにまつわるものが多くあります。
そして、Durbanブランドは、2020年に経営破綻したレナウンからオッジ・インターナショナルに引き継がれます。このオッジ・インターナショナルは、なんと東近江市五個荘地区発祥の近江商人企業『小泉株式会社』の子会社なんです。
ダン・アラカツで販売されていたDurbanを東近江発祥の企業が引き継ぎ、発展させている。
なにか不思議なご縁を感じますし、東近江市の奥深さも感じるお話ですね。
ほんまちホテルにお越しの際は、ぜひ、Durbanのマネキンを探してみてください。